子どもの「近視進行が気になる時期」にも、
大人の「日中裸眼」にも――“夜だけレンズ”という選択肢
オルソケラトロジーについて
朝起きたら、メガネも日中用コンタクトもいらない
オルソケラトロジーは、就寝中に専用のハードコンタクトレンズ(ナイトレンズ)を装用し、角膜の形状を一時的に整えることで、日中の見え方を改善する近視矯正法です。朝レンズを外した後も整えられた角膜形状が一定時間保たれるため、日中は裸眼で過ごしやすくなります。
日中の装用が不要になることで、メガネのズレや曇り、日中コンタクトの乾燥感といった負担が軽くなることが期待されます(感じ方には個人差があります)。
こんなライフスタイルの方は相談しやすい

- 運動や部活で、メガネがズレる・曇るのが気になる
- 日中コンタクトの乾燥感や違和感が負担になっている
- 仕事や学校で「見え方の安定感」を重視したい
- 将来の選択肢を残しながら、まずは手術以外で検討したい
- お子さまに日中のレンズ管理を任せるのが不安
注意点(安全に続けるために知っておきたいこと)
- 適応には検査が必要です(近視・乱視の度数、角膜形状、目の健康状態など)。
- 毎晩の装用と正しいレンズケアが必要です。
- 装用初期は、見え方が安定するまで時間がかかる場合があります。
- 不衛生な取り扱いは目のトラブルにつながる可能性があるため、指示に沿った管理と定期検査が大切です。
【子ども(保護者の方)】近視進行が心配な時期に――「近視抑制」も見据えた視力ケア
保護者の方の不安は「今」だけでなく「これから」
成長期のお子さまでは近視が進みやすいことがあり、将来の強度近視が心配になる保護者の方も少なくありません。オルソケラトロジーは、視力矯正に加えて近視進行を抑制する効果が期待されるという報告もあり、近年注目されています。効果には個人差があるため、適応検査と定期的な経過確認が重要です。
治療期間:近視治療は開始年齢より18歳までの治療の継続が推奨されています。
回数:初年度検査 6~7回/年、次年度検査より4回/年
体育・部活・習い事で感じやすいメリット
メガネの不便を減らす
- 走る・跳ぶ・球技でも、メガネのズレや曇りを気にしにくい場面がある
- 日中は裸眼で過ごすことを目指すため、活動量が多いお子さまと相性が良い場合がある
- 日中の装用管理が減り、学校生活での負担が軽くなると感じるご家庭もある
保護者の方が安心しやすい理由
夜の装用を家庭で見守りやすい
成長期のお子さまでは近視が進みやすいことがあり、将来の強度近視が心配になる保護者の方も少なくありません。オルソケラトロジーは、視力矯正に加えて近視進行を抑制する効果が期待されるという報告もあり、近年注目されています。効果には個人差があるため、適応検査と定期的な経過確認が重要です。
【大人】ドライアイ・仕事・趣味の負担を減らす――日中の自由度(QOL)を高める
日中コンタクトの乾燥(ドライアイ)ストレスが気になる方へ
デスクワークや空調環境で、日中コンタクトが乾く・ゴロゴロするという悩みは少なくありません。オルソケラトロジーは日中にレンズを装用しないため、装用ストレスが軽くなることが期待されます(目の状態により異なります)。
スポーツ・趣味・職業で「装用が邪魔」になりやすい方へ
激しいスポーツや屋外活動など、メガネや日中コンタクトが制約になる場面があります。日中裸眼で過ごしやすいという特長は、こうしたライフスタイルとも相性が良いと考えられます。
レーシックに抵抗がある方へ
手術を伴わない視力矯正の選択肢
角膜を削るような外科手術ではなく、夜間のレンズ装用で視力矯正を目指します。装用を中止すると角膜形状は徐々に元に戻るため、将来の選択肢を残したい方にも検討されやすい方法です。
オルソケラトロジーの仕組み(なぜ日中に裸眼で過ごせるのか)
装用の流れ(夜つけて、朝外す)とケアのポイント
オルソケラトロジーは「夜つけて、朝外す」シンプルなサイクルです。
● 夜:就寝前にレンズを装用して眠ります。
● 朝:起床後にレンズを外し、洗浄・保存します。
● 日中:基本的に裸眼で過ごします(状況により眼鏡を併用する場合もあります)

ケアのポイント
毎晩使うため、清潔管理を「毎日の習慣」にできるかが大切です。
基本はハードコンタクトのケアに近く、外したら水ですすぎ、洗浄保存液でこすり洗いをしてケースで保存します。夜はケースから取り出してすすぎ、装着液を使って装用します。
通常のコンタクトレンズと同様、角膜炎などの感染症を生じる場合があります。
費用について(自由診療)
●装用翌日~3か月目検診まで
片眼:88,000円(税込) 両眼:165,000円(税込)
※CL費用はどの種類でも一律
●適応最終検査
5,500円(税込)
●定期検診(3か月目以降)
3,300円(税込)
●CL交換(2年に1回)
※レンズの種類により金額が異なります。(税込金額は、レンズ種類の税抜価格が確定後に換算します)
リスク・副作用について
通常のコンタクトレンズと同様、角膜炎などの感染症を生じる場合があります。
よくあるご質問(Q&A)
オルソケラトロジーで、本当に「日中は裸眼」で過ごせますか?
就寝中にレンズを装用し、起床後に外すことで、日中は裸眼で過ごせることが期待されます。矯正効果の持続時間には個人差があり、開始初期は夕方に見え方の変化を感じる場合があります。定期検査で見え方と角膜の状態を確認しながら、装用時間やケア状況も含めて調整します。
オルソケラトロジーは「いつから見える」ようになりますか?
個人差はありますが、数日〜1〜2週間で日中の見え方の改善を実感される方が多いです。近視度数や年齢、就寝中の装用時間、角膜の状態などにより安定までの期間が変わるため、経過を見ながら判断します。開始直後は日によって見え方が変わることもあるため、焦らず定期フォローを受けることが大切です。
レンズのケアは難しいですか?(子どもの場合、保護者の方はどこまで管理すべきですか)
基本は「外したらすすぐ→こすり洗い→保存」の流れで、ハードコンタクトのケアに近い方法です。毎晩使うため、清潔管理を習慣化することが重要です。特に低学年では、保護者の方が手洗い・ケア手順の確認・保管場所の固定などをサポートすると安心につながります。
日中コンタクトの乾燥(ドライアイ)がつらいのですが、オルソケラトロジーで楽になりますか?
日中にレンズを装用しないため、日中コンタクトによる乾燥感・ゴロゴロ感の負担が軽くなることが期待されます。一方で、目の状態によっては別の対策が必要になる場合もあるため、検査で確認します。
オルソケラトロジーをやめたらどうなりますか?
装用を中止すると角膜形状は徐々に元へ戻り、見え方も元の状態に近づきます。この可逆性は特長の一つですが、日中裸眼を維持するには継続装用が必要になります。将来の選択肢については、目の状態や希望により変わるため、検査結果をもとに相談します。
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